家の建て替えで失敗をしないためには、大きく分けて「資金計画」と「デザイン性」の2つのポイントがあります。
よく「家は3回建ててみないと思い通りの家づくりはできない」と言いますが、何千万円の買い物ですから、最初に建て、10年、20年後に建て替え・・・の多くても2回が精一杯ですよね。
その大切な建て替えで失敗しないためには、まずデザイン性の問題点があります。私も実際に建てる前に、色々な雑誌やネットで調べたり、実際に展示場へも足を運びました。でも、よく聞くのは「こんなはずじゃなかった」という声です。
その原因のひとつが“モデルハウス”です。
家の建て替えを考えたときに、まず一般的にとる行動はと言えば、住宅展示場へ足を運びモデルハウスを見学することですよね。
また、住宅関連の本やインテリア雑誌などを見て、あれやこれやと新しい家の夢を膨らませたり・・・。
住宅展示場では、各社のモデルハウスがひしめき合い、お客の奪い合いをしています。少しでも目立つモデルハウスにして、いかに自分のところへ来て もらえるかが勝負です。そのため、外観はもちろん、玄関も広々として吹き抜けになっていたりします。華やかなモデルハウスを見て、そこに自分たち家族の姿 を重ねるわけです。
でも、モデルハウスはオプション仕様のものが多く、実際にモデルハウスと同じ仕様で建築をすれば、広告のチラシで謳っていた「坪単価○○万 円!」より明らかに高額な建築費となります。夢ばかりが膨らんで、気がついてみたら、予算をはるかに上回り、建築後は住宅ローンの返済に四苦八苦するハメ になるのです。
また、デザイン性を重視し、リビングを吹き抜けにし床暖房にしたおかげで、光熱費はそれまでの1.5倍から2倍に跳ね上がってしまった・・・という声も多いのです。お風呂の浴槽だって、当然、広々として水道代もガス代もかかるようになりますよね。
オプション仕様のオンパレードで、デザインを重視したばかりに、住宅ローンは増え、月々の水道光熱費も跳ね上がってしまいます。家を建て替えたばかりに、ママはパートに行くようになり、子どもたちの習い事はやめる結果となり、楽しみだった旅行にも行けなくなった・・・では、何のために家を建て替え たのだかわかりません。
そのためにも、最初に家族みんなの意見を盛り込んだ「家づくり計画書」を作ることが大切です。「どんな家に住みたいのか?」「新しい家でどんな風に暮らしたいのか?」、みんなの夢や希望を書き出すのです。その上で、用意できそうな自己資金や毎月の返済額、家を建てる際の限度額などを決めていきます。
しっかりとした家づくり計画書ができてからモデルハウスを見学すれば、見た目の華やかさにごまかされることはありません。みんなが住む家だからこそ、みんなの意見をしっかりとまとめることが家の建て替えに失敗しない重要ポイントとなります。